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《 鵜とゝもにこゝろは水をくゝり行 》 ----- 鬼貫
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【 四季のうた 】 長谷川 櫂 著より
『 「 鵜飼 」 と前書き。水に潜っては鮎を追う鵜を眺めるうち、自分も水中を自在に泳ぎまわっているような気がしてきたのだ。
敏捷な鵜の動きも、作者の心の躍動も一筆で描き出す。「 とゝ 」 「 こゝ 」 「 くゝ 」 という音の繰り返しが軽快なリズムを刻んでいる。』
向こう岸の竹林から、川面に竿さす枯れ枝に、一羽のホシゴイが止まっています。
羽根の白い星紋様はだいぶんと淡くなっていて、幼鳥というよりも2~3年目の若鳥のような風体が遠目にも感じられました。
夜行性のゴイサギですから、いくら梅雨空とはいえ昼前の明るさのもとでは動く気配はありません。
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レンズをしまい掛けたとき、カワウが飛んで来て、バタバタを始めました。あっははは・・・残念、そう簡単には獲物にありつけません。狩りというよりは水浴びのようです。
それでも、目の前で水しぶきを立てて勢いよく潜る様子は、小気味良いものでした。
最寄りの鳥見ポイントにて ( 2017/06/29 撮影 )
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