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小清水の景観は大きい 【街道をゆく・オホーツク街道】司馬遼太郎 著より

【街道をゆく・オホーツク街道】司馬遼太郎 著より
『竹田津獣医師は、《キタキツネ飼育日記》(平凡社)の著者で、この本は正続二巻あり、内容もさることながら、安野画伯の装幀がいい。正が雪と針葉樹の林である。続が、一転して小清水の農場の春で、向こうの山が雪をかぶっている。--- 中略 --- 』


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『私は動物については、イヌとネコが区別できる程度である。そんな私でも、キタキツネがもつ野生のりりしさや可愛さはわかる。竹田津さんの著書のおかげである。
さらには、竹田津さんが企画し、動物監督をした映画《キタキツネ物語》の評判は当時大変なもので、そのころ、なにかにつけてキタキツネがテレビやグラビアに登場した。--- 中略 --- 』


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『私は浮世で竹田津さんという苗字の人がいることを知ったのはこのときがはじめてで、その後もない。が、歴史の上では、登場する。
竹田津氏は、平安末期から戦国期までの豊後(大分県)の記録に明滅するようにして出てくる。--- 中略 --- 』


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『竹田津氏は、江戸時代、竹田津一帯の惣庄屋になった。
著者の奥付の略歴をみると、竹田津実氏は、出身学校は岐阜大学農学部獣医学科とある。しかも、大分県(豊後)うまれとあって、この姓のことを竹田津さんからきいてみたいと思った。--- 中略 --- 』


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『小清水の景観は大きい。
濤沸湖があり、オホーツク海とのあいだに砂州をつくっている。
砂州は帯ひとすじながら、幅が約200メートル、東西約20キロメートルという長大なもので、この帯状の野が、春になると北方性の草木がいっせいに花をつけ、みごとなお花畑になる。』


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知床峠~小清水原生花園にて(2014/06/25・27 撮影)
画像をクリックすると、拡大してご覧になれます。
by gogo3jihh | 2016-10-09 08:19 | What now?

人生午後3時(gogo-3jih)紀伊半島の山間から野鳥メインに発信。身近な自然風景に綴られる、野鳥らのいきいきした表情が撮れたらイイネ!リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。


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