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新緑に映える森の歌姫

【 日本野鳥歳時記 --- Bird Notes of Japan 】 大橋弘一 著より 
『 新緑の季節に最も似つかわしいと思われる鳥がキビタキです。黄色と黒の配色が目立つ小鳥で、特に正面から見た時の鮮やかな黄色が印象に残ります。キビタキは、フィリピンなど東南アジアの越冬地から繁殖のために九州以北の日本列島に渡って来る夏鳥で、だいたい5月の訪れと前後してこの鳥が到着する地域が多いようです。
南西諸島を含む全国を繁殖分布とし、落葉広葉樹などの明るい林を好みます。5月上旬は
、そういう林でちょうど木々が瑞々しく芽吹く時期ですから、新緑とともにキビタキが訪れるという印象が強いのです。』

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『 キビタキは声も姿も美しい鳥です。さえずりは「 ピリリ、ピーチュリ、プッピピリ、ピッププリ 」 「 フィーピーヒ、フィーピーヒ 」 「 クリリ、クリリ 」 などと複雑でバリエーション豊富です。--- 略 ---
じつに巧みに歌う鳥であり、その見事さは ”森の歌姫 ”と呼びたくなるほど。まさに歌の名手です。』

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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/04/28 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-30 07:18 | キビタキ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『全長17cm の夏鳥。雄は頭から背中が光沢ある瑠璃(青)色で、顔、喉が黒色。渓谷に面した低山の林などに生息し、梢や枝先で「ピールリ、ホイヒービビ、ジェッ、ジェッ」などと大きく美しい声でさえずる。キビタキが「東男」にたとえられるのに対し、艶やかさから「京女」とも呼ばれる。』

四月も半ば過ぎになると、当地にもオオルリが渡ってきます。今季の初見は4/22でした。一瞬でしたが、雄の囀りに誘われるように飛び出した雌の姿も見られましたから、ひょっとしてこのポイントで繁殖するかも知れません。巣立ち雛の姿が観察できたら嬉しいですね。
そんな淡い期待を抱きながら、また出かけてみようと思います。

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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/04/24 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-28 06:55 | オオルリ

【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 ユーラシア北部、南アメリカや北アメリカなどで繁殖。日本へは冬鳥または旅鳥として全国の水田や湿地に渡来する、くちばしを泥の中に差し込み小動物を食べる。
江戸時代にはタシギとヤマシギは区別されず、「 ぼてしぎ 」 と呼ばれたらしい。
「 ぼてっ 」 とした姿が語感から伝わる。全長27cm ほど。』


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潮の引き始めた河口でズグロカモメを待っていると、タシギが一羽、足もとに登場しました。車の中にいたので、タシギはこちらを気にすることなく一心に採餌しています。
尾羽を広げる姿を見たかったのですが、トコトコ歩き回るばかり・・・しばらく行き来したのち、小走りに葦の茂みの中へ消え去りました。



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最寄りの海岸にて ( 2017/03/17 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-27 17:00 | タシギ

【 日本野鳥歳時記 】 大橋弘一 著より
『中型のタカの仲間、サシバは本州・四国・九州で繁殖する夏鳥ですが、渡りの時期に数多く見られることから、タカの渡りを象徴する存在ともいえます。
--- 略 ---
サシバという呼び名は 「 まっすぐに飛ぶもの 」 という意味で、鎌倉時代から使われてきたようですが、わかりやすく現代語で言い換えるとサシは 「 指し 」 となります。バは羽の意味で鳥のことです。』


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当地でも、田んぼに水が張られる頃になると、南方からサシバが渡ってきます。
それは、サシバの大好物のカエルが、眠から覚めて土中から出て来るからです。


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昨シーズン、それまでお気に入りだった、見張り台の松の木が倒れてしまいましたが、
この日は、以前の木のそばに立つ、枯れ木の高見に止まり、眼光鋭く縄張りを見張るサシバの姿がありました。


さっそく、見慣れない奴とばかりにカラスのアタックを二度ほど受けて、一旦は見張り場所を追われましたが、近くの獣害防止柵に止まり、田んぼに急降下して獲物を狙う光景が見られました。今季も、この地で繁殖すると良いですね。


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最寄りの鳥見ポイントにて ( 2017/04/24 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-26 06:34 | サシバ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『ダイシャクシギ属では最もよく見られる。パミール高原からチベット高原、シベリア東部、カムチャッカ半島などで繁殖し、旅鳥として日本の海岸や河口付近の干潟に立ち寄る。
関東以南では越冬するものも。カニの穴にくちばしを差し込み、引き出して食べることが多い。全長41cm ほど。』


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いつも河口の干潟で見かけることの多いチュウシャクシギですが、この日は、渡りの群れから離れて田んぼの畦でのんびり過ごす、仲良しペアを見つけました。


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いつの間にやら、ムクドリのペアも立ち寄って、小っちゃな生き物を啄んだり、
水ぬるむ田んぼに入ったりと、なんとも微笑ましい光景が観察できました。


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最寄りの海岸にて ( 2017/04/23 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-25 04:45 | チュウシャクシギ

引き続き、コマドリのアップです。

先日、当地で確認したコマドリ。この日も、また出かけてみました。
盛んに鳴き声が聞こえますが、警戒心が増しているようで、なかなか登場しません。それでも、車の中で粘っていますと、短時間でしたが姿を見ることができました。

ぼんやり、コマドリの出を待っていると、なにやら昔の記憶が浮かんできました。
若い頃、会社 ( 部 ) の慰安旅行の幹事の一員になり、さて、目的地はどこにしようか。幹事全員、入社後間もない若手ばかり、勢いのまま上高地へと決めました。責任者、年長者らの希望にも答えなければなりません。強引に旅行社に掛け合って、上高地の西糸屋で無理矢理50余名の大宴会をさせて貰いましたが、他の宿泊客にはさぞかしら大迷惑だったことでしょう、若気の至り冷や汗ものでした。

翌朝、徳本峠を往復するチームと、上高地散策チームにわかれ、初夏の大自然を満喫しました。徳本峠チームの引率をかって出て、15名ほどのメンバーを無事に峠まで導くことができました。あいにく、小雨交じりの霧に覆われて穂高の展望は効きませんでしたが、とても嬉しく思いました。
登山路のそこかしこで、鳴き声が馬の轡 ( くつわ ) の鳴る音に似ることから、そう名付けられたというコマドリが、それは賑やかに囀っていました。



【 日本の自然 】 串田孫一 著より
『 明治24年に、英国の宣教師ウェストンが島々谷の南沢からはじめて徳本峠を越えた時も
雨が降っていました。ウェストンがぬれた雨の雫に私も濡れて、峠への登り口に立っていますと、メボソが鳴いていました。この地味な鈴を振るような声をきくと、私の気持ちはいつも静まります。いくらか暗く冷たくちょうどこの天気にふさわしい声です。--- 略 --- 』



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『 ホトトギスの声。そのころ中学生だった私は、夕立の中を穂高から上高地へ下ってきて、岳沢の下の森に入った時に、はじめてこの声を聞いたことを思い出します。ウグイス、それにコマドリの囀り。』


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最寄りの鳥見ポイントにて ( 2017/04/19 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-22 12:39 | コマドリ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 コマドリは、全長約14cm のツグミの仲間。張りのあるさえずりが 「 ヒン、カラカラカラ 」 と馬の嘶 ( いなな )きを連想させ、「 駒鳥 」 となった。
声の良さから江戸時代にはウグイス、オオルリとともに飼い鳥の三名鳥と愛玩された。亜高山帯の針葉樹林や針広混交林などにすみ、崖の窪みや岩の下に皿形の巣を作り繁殖する。』

今季も、コマドリがとうちゃこしました。当地では昨シーズンとほぼ同じ、1日遅れでした。今後、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウなどの渡来が待たれます。



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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/04/16 撮影 )




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by gogo3jihh | 2017-04-19 19:44 | コマドリ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 山間部の渓流にすみ、全身が黒いので河鴉と呼ばれるが、ツグミに近い。スズメ目の中で唯一水に潜ることができ、水生昆虫などを採食する。全長22センチほど。
他の鳥より早く一月頃から営巣するのは、餌の水生昆虫が最も増える時期にヒナの孵化を合わせるため、「 ピッ、ピッ 」 と鋭く鳴き、直線的に飛ぶ。』

今季も、可愛らしい巣立ち雛が、親鳥から餌を貰う姿を観察することができました。
昨年より10日ほど遅れていましたので、ヤキモキ ( 苦笑 ) させられましたが、やっとこの日、渓流に巣立ち雛と親鳥の鳴き声が賑やかに響き渡り、心うき浮きのひと時を過ごすことができました。


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最寄りの鳥見ポイントにて ( 2017/04/08 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-11 14:28 | カワガラス
【 日本野鳥歳時記 】 大橋弘一 著より
『 キジ、国鳥選定理由の第一は、日本の固有種であって、全国的に通年見られる親しみやすい存在だということでした。--- 略 ---
雄の羽色が鮮やかで美しく、姿が立派であることも選定理由のひとつでした。--- 略 ---
一方、雌は 《 焼け野の雉子 ( きぎす ) 》 ということわざが示すように母性愛の強さが知られ、国鳥にふさわしい大きな理由となりました。--- 略 ---
さらにもうひとつ、キジには、今ではとうてい思い浮かばないような国鳥選定理由がありました。《 大型で肉の味が良い 》 《 狩猟の対象として好適 》 というものです。--- 略 ---
世界を見渡してみても、国鳥を狩猟対象にしている国は日本以外にはありません。もちろん、最初から 《 肉の味 》 で国鳥を決めた国は日本だけなのです。』


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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/04/07 撮影 )


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by gogo3jihh | 2017-04-08 07:29 | キジ
【 日本野鳥歳時記 】 大橋弘一 著より
『 雄はコバルトブルーと赤茶色の取り合わせが美しい小鳥です。それに比べて雌は地味な姿です。海岸の岩場を中心に、河口、港湾などに生息しています。
特に沖縄では数が多く、最も身近な野鳥のひとつに数えられるほどです。』


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最寄りの散歩道にて ( 2017/03/28 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-04-06 07:55 | イソヒヨドリ

御礼・千客万来!人生午後3時、紀伊半島の山間から野鳥メインに発信。身近な自然風景で綴られる、野鳥のいきいきした表情が撮れたらイイネ!リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。


by gogo_3jih
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