<   2017年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 ズグロカモメは、頭が鍋をかぶったように黒いが、この 「 頭黒 」 は繁殖羽 ( 繁殖期に生える羽毛 ) で、冬の日本に渡来したときは全身白い。
推定生息数が二千~三千羽の国際保護鳥。カニやゴカイなどを食べる干潟が減少し、越冬地がなくなる心配も。最大の繁殖地、中国・双台河口でも生息環境が悪化している。全長30~33cm。』



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最寄りの海岸にて( 2017/03/17 撮影 )

おかげ様で、今季も真っ黒クロ助の個体が観察できました。
この日の干潮は午後14:00ころでしたが、昼前に干潟が覗くようになるとさっそく飛来して、目の前で何度もダイブして、カニを捕えました。


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by gogo3jihh | 2017-03-30 18:24 | ズグロカモメ
【 万葉花・動物、風月編 】文:矢富巖夫、写真:岡田憲佳 より
『 【 淡海( あふみ )の海 夕波千鳥 汝( な )が鳴けば 情( こころ )もしのに いにしへ思ほゆ 】 --- 柿本人麻呂( 巻 3-1166 )
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ちどり( こちどり )は留鳥、夏鳥、全長約16cm、小型、背がうす黒く、腹が白い。
頭と胸に黒い帯がある。脚指は3本、嘴は短い。川原に生息する。』


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『 【 歌意 】琵琶湖で夕方の波間に群れ戯れている千鳥たちよ。
おまえたちがそんなに鳴くと私の心はしおれてしまうほどに昔のことが偲ばれます。』


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『 【 鑑賞 】千鳥の鳴き声に大津宮の頃を偲んでいる歌です。
千鳥は湖畔で群がり鳴く鳥で、作者は大津宮の繁栄している頃の大宮人たちを千鳥に寄せてもの悲しく偲んでいるのです。』
『 【 ノート 】題詞に「 柿本人麻呂が歌一首 」とあります。近江のあれた都を訪れた時の作歌です。「 夕波ちどり 」は複雑な景色を簡潔に表現したもの。広大な風景から一転して微小なものへと展開する心の動きが結句の字あまり結びつき、哀愁の響きはますます湖畔に美しく尾を引いています。チドリの歌は集中、26首、ほかにモモチドリ、カハチドリがあります。』


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7、8羽ほどの小群れが、潮の引きかけた河口の岸辺で採餌していました。
海辺にて( 2017/03/17 撮影 )




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by gogo3jihh | 2017-03-28 05:09 | コチドリ

【 子規365日 】 夏井いつき 著 より
『  【 沢庵の石に上がるやみそさざい 】 ----- 子規 (1894・明治27年)

「 みそさざい 」 は 「 鷦鷯 」 と書く鳥の名。冬になると人里近くに降りてくるので冬季に分類される季語だ。「 沢庵の石 」 に来る様子がいかにも可愛い一句でもある。
こちらは私が担当するラジオ番組で、兼題 「 鷦鷯 」 の週のチャンピオンとなった、西連寺ラグナ君の一句 「 断層の真上の我が家鷦鷯 」。
安住の地と信じる 「 我が家 」の下に横たわる 「 断層 」 と穏やかな日常を象徴する 「 鷦鷯 」 がいかにも現代的な取り合わせの作品だ。』



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                  最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/03/20 撮影 )


今をときめく、夏井いつき先生・なっちゃんの本から抜粋しました。
この本、TV番組での厳格指導・辛辣コメントをほうふつとさすような句評が散見し、
またまた、面白く読み返しています。


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by gogo3jihh | 2017-03-25 05:50 | ミソサザイ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 ノスリの名の由来は野原を擦るように飛ぶからという説があるが、そんなふうには飛ばない。韓国語の《 スリ 》 はワシの意味で野原にいる猛禽、との説もあるが怪しい。
北海道から四国の低山や山麓で繁殖する。留鳥だが、北方のものは渡りをする。小鳥やヘビなどを食べる。全長54cm ほどのタカの仲間。』

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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/02/22 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-03-22 09:28 | ノスリ

【 枇杷の花 鳥もすさめず 日ぐれたり 】 ------ 蕪村

枇杷の木に白い小花がかたまって咲いている。
目だたぬ地味な花だから、鳥のおとずれもなく、やがて冬空もとっぷりと暮れてしまった。

《 山高み人もすさめぬ桜花いたくなわびそ我見はやさむ 》

( 古今集 ) の心で、心とめる人もいない、わびし過ぎる枇杷の花を賞美した句。
冬の夕空を背景に、鳥も宿らぬしばしの静寂感が素晴らしい。』
新潮日本古典集成 【 与謝蕪村 集 】 校注者:清水孝之 より



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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/02/15 撮影 )




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by gogo3jihh | 2017-03-19 09:29 | メジロ

【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 コゲラは、全長15cm と、国内のキツツキでは最小。北海道から沖縄まで、周囲の小鳥も含め、日本中の奥山から里山や都市緑地まで広く生息する。主に昆虫やクモ類を食べ、果実や種子も食べる。冬になると、シジュウカラなどの群れに交じって採食する。「 ギィーッ 」 と、歯車がきしむような声で鳴く。』

雌雄の羽色の違いは、後頭部にある赤い斑の有無(雄にある)程度です。たまさか、一心に採餌中の個体の画像をチェックすると赤い斑が確認できました。

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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/02/13 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-03-16 06:30 | コゲラ
【 けさの鳥 】 文:山岸 哲、写真:田中光常、久保敬親、金子 進、吉野俊幸 より
『 イカルチドリは、比較的大きな川の河原の礫地に営巣する。首に黒い輪状の部分があり、江戸前期の 《 大和本草 》 には 「 くびたま 」 の名が見られる。この時代、コチドリを 「 こじゅん 」 それより大きいイカルチドリを 「 おおじゅん 」 と区別していたようだ。「 ピイヨ、ピイヨ 」 と大声で鳴く。全長21cm ほど。』



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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/02/25 )


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by gogo3jihh | 2017-03-14 09:10 | イカルチドリ
アカハジロは、越冬のために、まれに飛来する冬鳥です。河川、湖沼などに生息します。
昨年暮れ、旧職場のメンバーとの 《 年忘れ集い 》 の折に、出かけた先の都市公園で観察しました。



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取り置き画像より、都市公園にて( 2016/12/10 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-03-10 05:57 | アカハジロ


当地では、もう雪は積もらないでしょう・・・
でっ、お蔵入りの前に、今季こんなこともありました。
わんこ散歩の途中に見た、雪ルリです。


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ご近所の散歩道にて ( 2017/02/12 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-03-07 06:49 | ルリビタキ

与謝蕪村集、校注者:清水孝之、新潮日本古典集成より 
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 【 うぐいすのあちこちとするや小家がち 】 ----- 蕪村
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『 一羽の鶯があちらの生垣へ飛びこちらへ移りして楽しげに遊んでいる。この辺りはほとんど小家ばかりで、多少の高低のある生垣も清らかである。
「 遠近山河浄 」 ( 李頎・りき 、《 唐詩選 》 三 ) といった清潔感にあふれる理想郷を描いた秀作。乙二 ( おつに ) は 「 小家がち 」 の止め方が老成、と賞揚した。』


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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/02/28 撮影 )




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by gogo3jihh | 2017-03-04 17:16 | ウグイス

御礼・千客万来!人生午後3時、紀伊半島の山間から野鳥メインに発信。身近な自然風景で綴られる、野鳥のいきいきした表情が撮れたらイイネ!リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。


by gogo_3jih
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