カテゴリ:クマゲラ( 8 )

『クマゲラの巣を観察していた時である。二羽のヒナは大きくなり、食べ盛りのヒナを育てるためクマゲラ夫婦は餌運びに精を出していたのだが、ある日からメスの姿が見えなくなった。何かトラブルがあったに違いない。巣立ったヒナは一羽だけであった。動物の子育ても簡単にはいかないのだ。』
【大雪山の四季 --- 精霊の大地から --- 】文・写真:塩谷秀和 より

今シーズンの旅では3ヶ所でクマゲラを観察しましたが、まさに最初のポイント(円山公園)がそんな様子で、雄の姿しか見られませんでした。
後で聞いた話では、たった一羽で健気に子育てし、結果、3羽のヒナをすべて巣立てたそうです。立派に頑張りました。

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野幌森林公園にて(2016/05/21 撮影)
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by gogo3jihh | 2016-07-04 06:25 | クマゲラ
『クマゲラの生息には、200ヘクタールを越すといわれる広いなわばりと、その中にトドマツ、ハンノキなど材質の柔らかい樹種、胸高直径60センチ以上の営巣木のある森林が必要だ。:柳沢信雄 著』
【北海道、野鳥歳時記】藤巻祐蔵、百武 充 編より

同じ啄木鳥の仲間でも、アカゲラ、ヤマゲラは毎年、新しい巣穴を彫りますが、クマゲラは、同じ営巣木の穴を使います。ただし、数か所、巣穴を持っていて、外敵の圧など、よほど気に入らない場合は巣穴を変えます。
この場所は、昨シーズン、偶然、知ったものですが、今季も営巣していました。来シーズンもまた、ここで観察でたら嬉しいですね。

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クマゲラ・ポイントにて(2016/05/30 撮影)
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by gogo3jihh | 2016-07-03 05:54 | クマゲラ
『「小熊が背中をまるくしているような円山(まるやま)の上から見ると、札幌の町は、いかにも平和的な眺めだった。平和というよりは退屈で鈍かった。それはこういう人口十万前後の地方都市に典型的な退屈さであり鈍さだった。それはそこに住んでいる人々の生活感情から立ち昇って来るものだった。」と、札幌生まれの島木健作は【嵐のなか】で札幌を俯瞰(ふかん)しているが、東京の流行が、東北を飛び越えて来るなどと、東京の出張所勤めの社員などにおだてられ、百万を超えた今、円山や袰岩(もいわ)の山頂から見下ろすと、まるでブリキ屋の芥捨場(ごみすてば)のようで、ギスギスして少しも落ち着きがない。』【北海道の旅】更科源蔵 著より

島木健作に、更科源蔵に、こう書かれた札幌は人口二百万の大都市に成長しました。道庁の所在地、北海道の中心都市として益々発展することでしょう。

さて、私のこの旅では、出発前に鳥見先輩Mさんから、円山公園で営巣中のクマゲラのことを教えて戴いていました。よほどの大雨降りの日か、特別なことが無いかぎりは、まず立ち寄ることのない大都会の公園で、こうしてクマゲラを観察することが叶い、とても嬉しく思いました(感謝)
それにしても、多くの人間の目に晒されながら健気に餌運びするクマゲラの姿を見るにつけ、あらためて、自然の、野生生物の命の強さを思い知らされるような心持ちがしました。

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円山公園にて(2016/05/20 撮影)
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by gogo3jihh | 2016-06-22 06:35 | クマゲラ

クマゲラの想いで (^^♪

『当時は男たちは、早春のかた雪のころからキムンカムイすなわち山の神と呼ばれる熊を獲りにマタギに出かけます。またムジナ、イセボカムイと呼ばれるウサギといったさまざまなカムイたちが山や野をかけめぐり、森の梢や小川のほとりの藪ではウグイスやシジュウカラがさえずり、あちらこちらからアカゲラやクマゲラといった大型のキツツキが木をたたくドラミングが聞こえてくる。』----- 【火の神の懐にて】松居 友 著、小田 イト 語り より

北海道の本で野鳥のことの綴られた文章を読むと、私のたかだか数シーズン(3回)の拙い北の大地・探鳥体験で恐縮ですが・・・ (-_-;)
一昨年、野幌森林公園で聞いたクマゲラの、心に沁み入るような鳴き声や、深い森に響く力強いドラミングを思い出します。
幸運にもクマゲラを初見・初撮りして、前日に石狩川河口で知り合った関西の方と、互いに頬のゆるんだ顔を見合わせ大いに喜び合いました。
(このシーズンが、二人にとって初めての北海道・鳥見旅でした)

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北見市郊外にて(2015/06/10 撮影)
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by gogo3jihh | 2015-09-08 08:19 | クマゲラ
『クマゲラは、北海道の森林地帯に生息するキツツキの中では、ずば抜けて身体が大きく、アカゲラの約2倍もある。全身がカラスをしのぐほどに真っ黒で、クチバシと眼は黄色。頭頂には眼を奪うような真紅の冠毛がある。いかにもキツツキの王者にふさわしい風貌で、クマゲラという名がぴったりする鳥だ』【北海道・野鳥歳時記】藤巻祐蔵、百武充 編より

クマゲラ(雄)は、餌を与えてから雛を押し込むように巣穴に潜り込むと、しばらくして糞を咥え顔を覗かせました。
「なんだ、フン咥えは汚いから撮りません」
誰かが吐き捨てるように言いました。
そんなことないよ、フンの匂いにつられ天敵が寄って来ないよう遠くへ捨てに行くのだから、雛を守り巣穴を清潔に保つ大切な行為だ、親鳥の愛情だ、自然の尊さだ・・・胸の内でつぶやきながら、私はシャッターを押し続けました。

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北見市近郊の森にて(2015/06/10 撮影)
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by gogo3jihh | 2015-08-20 17:14 | クマゲラ
『クマゲラが木をたたく打撃音は、虫の有無打診だけでなく、ときにはナワバリ宣言であり、恋のシグナルでもある。「キョー」だの「ケラケラ」だのと不器用な声しかだせないこの鳥は、連打音(ドラミング)が他の鳥の《さえずり》にあたる。
夜はよく見通しのきく立ち木に並行してとまったまま眠る。しかも眠りながら一晩中その木のまわりをグルグルまわっている。でたらめにまわっているわけではなく、フクロウなどが現れたときなど、木の反対側へいざってゆくのである』 ------ 【きたぐにの動物たち】本多勝一 著より


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北海道にて(2015/06/10 撮影)
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by gogo3jihh | 2015-07-22 06:26 | クマゲラ
クマゲラは、日本産のキツツキ中、最大の種です。雄は額から後頭にかけて赤く、雌は後頭のみ赤いので、そこが雌雄を区するときの手掛かりとなります。
『舟掘型』と呼ばれる楕円形の穴を幹に彫り、主に樹木の中に巣を作るアリ類を捕食します。カミキリムシの幼虫なども、長い舌を伸ばして捕食します。
アイヌ語名は『チプタチカップカムイ(舟・掘る・鳥・神)』

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北海道にて(2015/06/10 撮影)
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by gogo3jihh | 2015-07-14 06:30 | クマゲラ
クマゲラの、とても見易い営巣木。
全国から集まったバーダーさんで大賑わいでした。

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北大・苫小牧研究林にて(2013/06/21 撮影)

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by gogo3jihh | 2014-09-11 13:09 | クマゲラ

御礼・千客万来!人生午後3時、紀伊半島の山間から野鳥メインに発信。身近な自然風景で綴られる、野鳥のいきいきした表情が撮れたらイイネ!リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。


by gogo_3jih
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