THE LIFE OF BIRDS --- 野鳥つれづれ記 御礼・千客万来! 人生午後3時、紀伊半島の山間から野鳥メインに発信します。  リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。

見返り美人

『 万葉集 : 鴛鴦 ( をしどり ) を詠んだ歌
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「 妹に恋ひ 寐ねぬ朝明に をし鳥の こゆかく渡る 妹が使か 」

------ 第11巻2491 < 作者:柿本人麻呂 >
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読み: 妹(いも)に恋(こ)ひ、寐(い)ねぬ朝明(あさけ)に、をし鳥の、こゆかく渡る、妹(いも)が使(つかひ)か
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意味: あの娘に恋して寝られずいる夜明けに、鴛鴦 ( をしどり ) がこんなに渡っているのは、あの娘の使いなのでしょうか。「 こゆかく渡る 」は「 こんなふうにして渡る 」すなわち「 夫婦仲良く渡る 」という意味である。
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鴛鴦の鴛 ( えん ) が雄で、鴦 ( おう ) が雌。』
【 万葉花 】 文:弥富巌夫、写真:岡田憲佳 より

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換羽の進んだ雄は雌と同じような地味な羽色になりますが、
嘴の色は変わらないので雌雄の区別可能です。

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鴛鴦(えんおう)の契りとは、オシドリのようにつがいのきずなが固く死ぬまで変わらないことで、おしどり夫婦とも言われますが、実はカモがつがいになるのは繁殖期だけです。
生涯雌雄が寄り添うと考えられてきましたが、DNA鑑定の結果、ほとんどのカモの種がつがい相手以外と交尾することがわかっています。
オシドリもご多分に漏れず、仲むつまじいのは雌が卵を温め始めるまで。雌の抱卵中、オシドリの雄は雄だけの群れを作り、独身の雌が現れると雄たちは積極的にアプローチします。


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最寄りの鳥見ポイントにて( 2017/06/30 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-07-16 05:06 | オシドリ