THE LIFE OF BIRDS ー 野鳥つれづれ記 御礼・千客万来!人生午後3時、紀伊半島の山間から野鳥メインに発信します。身近な自然風景の中で綴られる、野鳥らのいきいきした表情が撮れたらイイネ!リンク・フリーです、どうぞ、ご自由になさってください。

狐は鳴き声による名か

【 動物名の由来 】 中村 浩 より
『 キツネという呼び名の由来についても、古来いろいろな説がある。
《 名言通 》 には、キツネは毛皮の色が黄色く、好んで人家近くに来て寝ているので ” 黄つ猫 ( きつね )” ではないかという説もあるが、この説はにわかに信じ難いと記されている。
またキツネは ” 怪刀禰 ( けとね )” ではないかとという説もあるが、刀禰 ( とね ) とは、位のある官僚のことで、キツネは稲荷神の使いであるから刀禰とよび、獣類であるので怪刀禰としたのだというが、この説も信じ難いとのべている。』



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『 キツネは、一名ケツネともいうが、キツネまたはケツネとはいったいどういう意味をもつのであろうか。
ケツネはキツネの転であると思われる。キツネの本名は ”キツ ” また ”ケツ ” で、”ネ ” は意味がなく単に添えた言葉であるといわれている。
” ネ ” は尊称であって、キツネは稲荷神の使いであるから、尊称の意味をもつという人もいる。
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キツネは、古くは ” キツ ” また ” クツ ” また ” クツネ ” とよばれていたことは疑いないが、これはキツネの鳴き声をあらわしたものであるという説が有力である。』


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『 キツネの鳴き声の古い記録をみると ” キツ、キツ ” と鳴くとか、” クツ、クツ ” と鳴くとかいうのが多い。またキツネは ” コウ、コウ ” と鳴くともいい、” クヮイ、クヮイ ” と鳴くともいう。
江戸時代になるとキツネの鳴き声は、主として ” コン、コン ” に統一されている。
今日でも、キツネはコンコンと鳴くとされている。
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《 神明鏡 》 ( 1540年ごろ ) には、” 狐はキツと鳴く、鳴きつる声に付いてキツネと云ひ初めし也 ” と記されている。』


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『 キツネは、一名ヨルノトノ ( 夜の殿 ) ともヨルノヒト ( 夜の人 ) ともよんだことが《 物類呼称 》 にみえる。
” 狐、キツネ、関西にて昼はキツネ、夜はヨルノトノと呼ぶ。西国にてはクツネといふ。また関西にて総てケツネとよぶ也。
また歌にはキツとも詠じ、《 詩経 》 にはクツネと訓みたり、また東国にては昼はキツネ、夜はタウカとよぶ。これは世俗キツネを稲荷の神使なりといふ故に稲荷( たうか ) の二字を音にとなへて、稲荷と称するなるべし ” と記されている。
《 東雅 》 によると、” キツネの 〈 キ 〉 は 〈 臭 〉 也。ツは詞助也。〈 ネ 〉 はイヌ ( 犬 ) の転なり ”と記されている。つまり、キツネとは ” 臭 ( くさ ) い犬 ” ということになる。
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このようにキツネの名の由来については、いろいろな説があるが、鳴き声にもとづく名であるとするのが当たっているように思う。』


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最寄りの鳥見ポイントにて ( 2017/05/29 撮影 )



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by gogo3jihh | 2017-06-02 05:19 | What now?