チドリ( こちどり )の歌は集中、26首、ほかにモモチドリ、カハチドリがある

【 万葉花・動物、風月編 】文:矢富巖夫、写真:岡田憲佳 より
『 【 淡海( あふみ )の海 夕波千鳥 汝( な )が鳴けば 情( こころ )もしのに いにしへ思ほゆ 】 --- 柿本人麻呂( 巻 3-1166 )
.

ちどり( こちどり )は留鳥、夏鳥、全長約16cm、小型、背がうす黒く、腹が白い。
頭と胸に黒い帯がある。脚指は3本、嘴は短い。川原に生息する。』


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『 【 歌意 】琵琶湖で夕方の波間に群れ戯れている千鳥たちよ。
おまえたちがそんなに鳴くと私の心はしおれてしまうほどに昔のことが偲ばれます。』


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『 【 鑑賞 】千鳥の鳴き声に大津宮の頃を偲んでいる歌です。
千鳥は湖畔で群がり鳴く鳥で、作者は大津宮の繁栄している頃の大宮人たちを千鳥に寄せてもの悲しく偲んでいるのです。』
『 【 ノート 】題詞に「 柿本人麻呂が歌一首 」とあります。近江のあれた都を訪れた時の作歌です。「 夕波ちどり 」は複雑な景色を簡潔に表現したもの。広大な風景から一転して微小なものへと展開する心の動きが結句の字あまり結びつき、哀愁の響きはますます湖畔に美しく尾を引いています。チドリの歌は集中、26首、ほかにモモチドリ、カハチドリがあります。』


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7、8羽ほどの小群れが、潮の引きかけた河口の岸辺で採餌していました。
海辺にて( 2017/03/17 撮影 )




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by gogo3jihh | 2017-03-28 05:09 | コチドリ

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by gogo_3jih
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