トラツグミ(ぬえどり)は寂しい鳴き声をたてる鳥

『 ・・・しかれども あやに悲しみ 宿兄鳥(ぬえどり)の 片恋づま 朝鳥の通はす君が 夏草の 思ひ萎(しな)えて・・・ 』柿本人麻呂、長歌(巻2-196)

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【歌意】そのためでしょうか、大変悲しんで片恋をしていらっしゃる忍壁の君、城上の殯宮に通いなさる君の意気も消沈して・・・
【鑑賞】明日香皇女を失った夫忍壁皇子の悲しみを歌っています。ぬえどりは寂しい鳴き声をたてる鳥で、「片恋」などに続きます。
【ノート】題詞に「明日香皇女の城上の殯宮の時に柿本人麻呂が作る歌一首併せて短歌」とある長歌の一節です。「殯宮」は本葬までの間、遺骨を安置しその間生前のように奉仕し歌舞奏楽が行われ、死者の復活を願う魂呼ばいの習俗です。ヌエドリ(鵺鳥)の歌は集中、六首。』
【万葉花】写真:岡田憲佳、文:矢富嶽夫 より

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『夜中に森の中で細い声で鳴くため、鵺(ぬえ)または鵺鳥(ぬえどり)と呼ばれ、気味悪がられることがあった。「鵺鳥の」は「うらなけ」「片恋づま」「のどよふ」という悲しげな言葉の枕詞となっている。
トラツグミの声で鳴くとされた架空の動物は、その名を奪って「鵺(ヌエ)」と呼ばれ今ではそちらの方が有名。』ウェブ検索より

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撮り置き画像より(2016/2/22 撮影)
画像をクリックすると、少しだけ拡大してご覧になれます。

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by gogo3jihh | 2017-01-08 05:34 | トラツグミ

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