2016年 08月 11日
図らずもドングリの種をまく、シマリス
【野生からの伝言】竹田津 実 著より
『時々、パラパラと音がします。ドングリの落ちる音です。風もないのにパラ、パラと落ちてきました。
ドングリの木は一気に落として、それを食べるエゾリスやシマリスをあわてさせる必要があります。--- 中略 --- 』
『パラパラの音が始まると気がせかされるらしくあちこちとかくし、最後は「えい!!めんどうだ」とばかり、そこいらに手当たり次第かくしていました。当然あわててやる作業です。忘れます。かくした場所を忘れるのです。
忘れられたドングリはやがて芽が出てきます。リスたちは、忘れることでドングリの種まきをしたことになります。』
『事件?はそんな忙しさの中で起きました。
シマリスが私の目の前で突然ビョーンとはねました。そして二、三度クックックッと身をふるわせて、そのまま動かなくなったのです。何事が起きたのかとそっと近づいてみると、シマリスは死んでいました。
調べてみると、シマリスはドングリの実の直撃によって死んだのでした。解剖するとドングリの実は頭に当たっていました。私はドングリの木を見上げて「種まきの助っ人を殺してどうするんだ」とどなっていました。』
札幌・円山公園にて(2016/05/20 撮影)
画像をクリックすると、拡大してご覧になれます。
『時々、パラパラと音がします。ドングリの落ちる音です。風もないのにパラ、パラと落ちてきました。
ドングリの木は一気に落として、それを食べるエゾリスやシマリスをあわてさせる必要があります。--- 中略 --- 』
『パラパラの音が始まると気がせかされるらしくあちこちとかくし、最後は「えい!!めんどうだ」とばかり、そこいらに手当たり次第かくしていました。当然あわててやる作業です。忘れます。かくした場所を忘れるのです。
忘れられたドングリはやがて芽が出てきます。リスたちは、忘れることでドングリの種まきをしたことになります。』
『事件?はそんな忙しさの中で起きました。
シマリスが私の目の前で突然ビョーンとはねました。そして二、三度クックックッと身をふるわせて、そのまま動かなくなったのです。何事が起きたのかとそっと近づいてみると、シマリスは死んでいました。
調べてみると、シマリスはドングリの実の直撃によって死んだのでした。解剖するとドングリの実は頭に当たっていました。私はドングリの木を見上げて「種まきの助っ人を殺してどうするんだ」とどなっていました。』
札幌・円山公園にて(2016/05/20 撮影)
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by gogo3jihh
| 2016-08-11 08:49
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